医学部予備校には寮付きのところとそうでないところがある
医学部に合格した人の約半数は現役生です。
残りの半数は浪人生ですが、浪人生の大半は医学部予備校に通って勉強しています。
そして、数ある医学部予備校の中でも、寮のある医学部予備校を選ぶ人が多いです。
医学部受験生にとって、寮で生活しながら医学部予備校で勉強するのには、どんなメリットがあるのでしょうか?
寮付きの医学部予備校に入るメリット
自宅を離れて寮で生活するのは、受験生本人も親も、最初は何かと不安があるかもしれません。
でも、医学部を目指す受験生にとって、寮での生活は良いことづくめなんですよ。
ここからは、寮付きの医学部予備校に入る3つのメリットを解説します。
自宅より集中できる環境
医学部予備校の寮生活は、受験勉強に集中して取り組める環境が整っています。
友人からの遊びの誘いや、漫画、ネットゲームなど、ついつい時間を浪費しそうな身近な誘惑を、無理なく自然に遠ざけることができます。
また、部屋を借りて一人暮らしをした場合とは異なり、寮には門限をはじめとした厳しい規則があるので、一人暮らしの友人たちのたまり場になってしまうような心配は要りません。
さらに、寮母さんが常駐している食事付きの寮なら、買い物や調理、洗い物といった毎日の自炊にかかる手間や時間も省けます。
栄養のバランスの良い食事が摂れるのも、嬉しいポイントですね。
一人暮らしだと陥りがちな不規則な生活習慣が改善されて、受験勉強に集中して全力投球できます。
また、授業を受ける教室と自分の部屋以外にも、落ち着いて勉強できる広い自習スペースが設けられていたり、パソコンやプリンタを完備しているところもあります。
それぞれの場所を、目的やその日の気分で上手に使い分けることも可能。
自宅よりも集中して勉強できる環境が用意されていて、時間のロスなく利用できるのは大きなメリットです。
同じ目的を持った仲間ができ、競争意識が芽生える
寮に入ると、同じように医学部を目指して頑張っているライバルたちがいます。
目標に向かって懸命に勉強している姿が常に見える環境なので、お互いに刺激を受け合い、競争意識が芽生えます。
宅浪での受験勉強は、孤独で心が折れそうになるという話をよく聞きますが、寮生活なら切磋琢磨し合える仲間の存在が心強く、モチベーションアップにも繋がります。
仲間と協力したり励まし合うこともできる
医学部予備校の寮で共同生活する仲間とは、苦手な分野やわからないところを教え合ったり、受験に関する情報交換をしたり、協力したり励まし合う場面が出てきます。
そうした日々のたわいない会話や、たまに開かれるイベントでの交流などを通じて、友情も育まれるでしょう。
私の兄も、予備校時代の友人とは、医学部に進学後や研修医になってからも交流が続いているようですよ。
まとめ
*医学部を目指す浪人生の大半は、医学部予備校に通って勉強している*医学部浪人生は、寮のある医学部予備校を選ぶ人が多い
*寮付きの医学部予備校に入るメリット
・自宅より集中できる環境が整っている(門限、食生活、自習スペースなど)
・同じ目的を持った仲間ができ、競争意識が芽生える
・仲間と協力したり励まし合いながら勉強できる
今回は、寮付きの医学部予備校に入るメリットについて、詳しく解説してきました。
医学部合格を目指して予備校を探している人は、医学部への合格実績の高さや授業料といったチェックポイントと併せて、寮付きかどうかという点も予備校選びの条件に加えて、ぜひ検討してみてくださいね。
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