医学部予備校選びで迷っているなら必見。賢い選び方まとめ

医学部予備校は、東京だけでも40校以上あります。
その中から、自分の目的に合ったところをどのような基準で選べば良いか、悩む人も多いのではないでしょうか。
ホームページやパンフレットを見たり、実際に見学してみても、何を決め手にするべきか迷いますよね。

そもそも、医学部予備校に通う目的と言えば、ズバリ医学部に合格すること。ただそれだけです。
この記事では、医学部予備校選びで迷っている高校生や保護者の方に、ぜひ読んでほしい情報をまとめています。

医学部予備校に通うかどうかで迷っている方は、医学部予備校に通うメリットまとめ。大手予備校やその他方法と比較もの記事を見ることをおすすめします。
大手予備校やその他方法との比較も含めて、医学部予備校に通うメリットをご紹介しています。

医学部予備校の賢い選び方

ここからは、志望の医学部に合格するために知っておきたい、医学部予備校の賢い選び方について解説します。

合格実績の詳細を見る

医学部予備校を選ぶ際に、最も重視すべきポイントは、医学部への合格実績です。
そんなこと、当たり前じゃないかと思った人、まぁそう焦らずによく聞いてくださいね。
実は、合格実績の見方には注意点があるんです。
ここをわかっていないと、判断を誤ってしまいます。合格実績を見る時に、気をつけてチェックしたいポイントは4つあります。

①二次試験の合格者を掲載しているか

私立の医学部では、一次試験と二次試験が行われ、二次試験に合格した受験生だけが医学部に進学できます。
その数は、年度や大学によってまちまちですが、平均すると一次試験に合格した受験生の約半数です。

また、国公立の医学部では、一次試験はセンター試験、二次試験は個別学力試験+面接+小論文です。国公立の一次合格は、センター試験の足切りに合わなかったに過ぎません。
しかし、中にはこの「国公立医学部の一次合格者数」を医学部合格実績として掲載している予備校も存在するので、要注意です。

②対策講座の受講生を含めた実績でないか

志望大学別の直前講座や二次試験の対策講座のみ受講した人は、普段はその予備校に通っていません。
そういった実績も含めている予備校にも、注意が必要です。
通年で通っている生徒に限定した合格実績を問い合わせて確認しましょう。

③推薦入試と一般入試を区別して掲載しているか

一般入試と推薦入試とでは、選考方法が全く異なります。
この数字をごちゃ混ぜにしていて、もし合格者の多くが推薦入試の合格者だった場合、予備校のカリキュラムや指導力のお蔭かどうか、判断できませんよね。

④重複合格について記載しているか

私立の医学部は、一人の受験生が複数の大学を受験でき、複数の大学に合格することは可能です。
多くの医学部予備校では、重複した合格者数を掲載しています。
総合格者数と医学部進学者数は異なるので、注意してください。

学費や追加料金について詳しく見る

医学部予備校の学費相場は、年間200~500万円と高額です。
予備校によって差が大きいのも特徴ですが、短期講習や合宿、対策講座、教材など追加でかかってくる費用がかさむ点も忘れてはいけません。

また、中には高額な学費は一括請求で、中途解約をした場合でも返金には応じない契約をしている医学部予備校もあります。

学費がどうしても払えなさそうならば大手予備校も選択肢に

医学部受験に特化したカリキュラムの医学部予備校は魅力的ですが、高い学費がネックになって通えないという人もいると思います。
親とよく相談したうえで、どうしても厳しそうなら授業料の安い大手予備校を選択肢に入れて考えてみましょう。
ただ、大手予備校は1クラスあたりの人数が多く、集団授業が中心です。
そのため、大人数で質問がしづらいという声もよく耳にします。

また、医学部に特化しているわけではないため、カリキュラムの自由度が低く、志望校に的を絞った指導が受けづらい点は覚悟しなければなりません。

まとめ

まとめ
*医学部予備校を賢く選ぶには、よく確認すべきポイントがある*合格実績には良く見せるためのカラクリがいっぱい

*学費が払えそうになければ、比較的費用の安い大手予備校も選択肢に

医学部予備校は、正しい合格実績と無理なく払える学費を基準に、じっくり比較検討して選びましょう。この記事が医学部予備校の選び方に、少しでも参考となれば嬉しいです。